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監理技術者講習

監理技術者講習

一般社団法人 広島県建設工業協会
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事業報告書
協 会 案 内

 

令和4年度事業報告

  

1.調査研究・提言事業

 

1.      公共事業予算の確保及び入札契約制度の改善等への取り組み
 国民の安心・安全を確保するための防災・減災対策の推進と地域経済の活性化と、中小建設業の受注機会の確保、適正価格での契約の推進のために国、広島県等の関係行政に要望・意見交換会を実施した。

広島県知事等に対する要望活動の実施(令和4年4月25日)
本協会と広島県建設業協会連合会と連名で広島県知事をはじめ県議会議長、県議会建設委員長、土木建築局長に対して以下の事項について要望書を提出した。
①防災減災対策と長期的な社会資本整備に係る予算の確保について
②地域建設業が持続的に地域社会の守り手として役割を果たしていくための適正利潤の確保について
③デジタル化の推進について
④入札制度における地域貢献の評価について


広島国道事務所と意見交換会を実施し、現場における様々な事項について意見交換と要望を行った。(令和4年9月16日)
・任意仮設における設計変更について
・支障物件移転について
・概数発注の指示について
・当初発注の設計数量について、ほか

太田川河川事務所と意見交換会を実施し、現場における様々な事項について意見交換と要望を行った。(令和4年8月30日)
・水替え工について
・出水期間までの作業指示について
・工事書類の簡素化について
・砂防堰堤の打設歩掛について
・残土処分(建設発生土)について
・遠隔臨場の活用について、ほか

本協会と中国地方整備局・広島県との意見交換会を実施し、以下の事項について要望を行った。(令和4年10月3日)
①安定的・持続的な公共事業予算の確保について
②円滑な工事の施工の確保について
③資材価格高騰による今後の動向について
④週休2日制の制度延長について
⑤建設キャリアアップシステム活用について
⑥不可抗力による損害について
⑦小規模構造物が点在する現場の採算について、ほか


建設業協会中国ブロック協議会意見交換会において、国土交通省、中国各県、広島市、岡山市に対して以下の要望を行った。(令和4年10月20日)
①計画的かつ安定的な公共事業予算の確保について
②設計コンサルとの打ち合わせ、協議等の自由化について
③提出書類の見える化等について
④週休2日制の推進に向けた環境整備について
⑤建設資材高騰に対する対応について

本協会と広島県土木建築局との意見交換会を実施し、以下の事項について要望を行った。(令和5年3月24日)
1,円滑な工事の施工についてについて
①用地が未買収箇所の発注について
②土砂場外搬出時における対策について
③設計変更に対する指示・回答時期の遅延について
④契約変更の取扱いについて
⑤現場条件に見合った工法設計について
⑥発注時期について
⑦現場監督について

2,災害工事関係
①水替え工について
②根固めブロックの制作について
③岩盤においての床掘・掘削について

3,入札制度について
①総合評価応札要件について
②配置予定技術者の経験に係る従事期間について
③予定価格の事後公表について

4、ICT活用工事及びデジタル化の推進について
・ICT施工について

5、書類の簡素化について
・書類の簡素化について

6、建築工事について
①仮設費について
②特定建設資材廃棄物の処分費について
③建築工事における雪対策について

7、砂防堰堤付属物設置工、境界工、境界杭について
①間接工事費・準備工の積上げについて
②直接工事費について

8,積算について
①排水管渠の損料について
②作業船の回航費について
③鉄筋・型枠工の施工単価(歩掛)について

9、建設資材の高騰について

10,調達情報検索システムの運用について

11、担い手確保・働き方改革について
①週休2日モデル工事の道路改良工事について
②河川災害復旧工事について


2.      人材確保・育成と雇用改善を図る活動
建設産業の将来を担う優秀な人材を確保・育成し、将来にわたって活躍できるよう、人材確保や雇用改善についての活動を実施した。

(1)高校生を対象とした出張教育の実施
若年労働者の確保及びイメージアップ戦略、また入職後のミスマッチの回避を目的として、広島建設アカデミーと共催で広島県立福山工業高校、広島県立府中東高校の建築系学科の生徒に対してとび、左官、型枠などの座学および実技実習を実施した。

(4)入職促進及び雇用改善に関する会議への出席及び広報活動
中国地区建設産業魅力発信推進連絡協議会に出席し、若くて優秀な人材の確保と建設業労働者の雇用・労働条件の改善について他県協会や他団体と情報を共有した。また、これらに関する冊子やリーフレットを企業や高等学校にも配布した。

(5)雇用管理研修の周知
会員企業に対して雇用管理研修の案内を送付し周知を図った。

(6)福祉対策推進の呼びかけ
(公財)建設業福祉共済団の法定外労災補償への加入促進を図るため、法定外労災補償制度や育英奨学事業の紹介記事を協会だよりの全号に掲載するとともに、HP、業界新聞に掲載するなど建設労働者の福祉対策の推進を呼びかけた。
 
 
2.セミナー・啓発広報事業

 

1.      各種講習会の実施
 若手技術者の育成、技術者の技術力向上、建設業の経営強化等に対する各種施策の情報提供を行うとともに各種講習会及びセミナーを開催した。

①新入社員研修会
②社会人基礎研修の実施(3日間:無料)(協力:西日本建設業保証㈱)
③DX・i-Con体験セミナー(CPDS6ユニット)
④土木・建築施工管理技士検定試験 準備講習会(地域開発研究所と共催)
⑤施工管理技術者講習会(CPDS認定講習会6ユニット)【WEB開催】
⑥建設産業育成セミナー(CPDS4ユニット)
⑦CPDS認定講習会(CPDS7ユニット)2回
⑧建設キャリアアップシステム説明会
⑨若手技術者スキルアップセミナー6講座(オンデマンド)
⑩3・4級建設業経理事務士特別研修 各1回実施
  
2.      建設業界のイメージアップ活動
(1)建設企業ガイダンスの実施(令和5年1月26日 県立広島産業会館)
就職活動間近の生徒を対象に、建設企業が一堂に会し、各企業の紹介や建設産業の現在の姿を伝える目的として、広島県、県建設業協会連合会、県測量設計業協会と共催で開催した。(参加企業20社、参加生徒140名)

(2)広島建設青年交流会との共催事業の実施

【工事現場仮囲いへの描画事業】
建設業の魅力発信を目的として、広島建設青年交流会、広島県、(公財)建設業福祉共済団と共催で県内高等学校の美術部が制作したイラストパネルを建設現場の仮囲い(中央公園サッカースタジアム等整備事業)に設置する事業を実施した。

【広島工業大学との交流事業】
広島工業大学環境土木工学科の学生に対して「鉄筋組立」「3D測量」「舗装実習」を体験してもらうとともに、意見交換会を通じて建設業界への理解を深めた。

(3)図書館での建設業魅力発信展示
主に子供向けの資料の配布や、建設重機や土木構造物、建築物等の魅力に関する絵本・図鑑等の図書展示を広島県と協力し福山市立図書館(松永図書館、東部図書館、北部図書館)を巡回して展示した

(4)「広島県内の建設業界を知ってもらう説明会」
広島県、広島建設青年交流会、広島県測量設計業協会などの業界団体と共催で未来の建設産業を担うべき若者に対して、建設業の良さを伝え、将来の建設業を担う就業者の確保につなげるため説明会を実施した。
・県立広島工業高等学校 土木科3年35名
・呉工業高等専門学校 環境都市工学科2年47名
・県立庄原実業高等学校 環境工学科3年30名
・広島工業大学専門学校 土木工学科1年28名

(5) ひろしま建設フェア
広島県と建設業団体が連携し、建設産業の将来の担い手候補である小学生等への次世代魅力発信を図る目的として広島マリーナホップで開催した。
3年ぶりの開催となった今年は、天候に恵まれ多くの家族連れが会場を訪れ、約1万人もの来場者で賑わった。多くの子供たちが、重機などの試乗や建設業の仕事体験を通じて、建設業を身近に感じてもらう良い機会となった。
 
3.      建設業の法令遵守及び暴力団等の排除に関する啓発広報活動
(1)    法令遵守等に関する啓発活動
建設企業が法令を遵守し、公正で自由な競争のもとで技術と経営に優れた産業として発展し、国民から信頼を得るために、改正独占禁止法の説明など、建設業の適正取引に関する講習会の開催案内を配布し、周知徹底を図った。

暴力団の排除の徹底
暴力団からのあらゆる不当介入を排除し、建設業の健全な発展向上を図るために建設業界の申し合わせ事項である下記の「暴力団追放三ない+1運動」の周知を図った。

『暴力団を利用しない』
『暴力団に金を出さない』
『暴力団を恐れない』
『暴力団と交際しない』
 
4.      表彰
(1)優良技能勤労者の広島市長表彰(11月)
同一業務に永年従事し、技能の向上や後進の育成に努めた会員企業の優良技能勤労者5名を当協会から推薦し、広島市長から表彰された。

(2)広島県建設工業協会長表彰(6月)
勤労精神を発揮し、よく担任業務に精励し、成績優秀な会員企業の優良従業員38名を表彰し、表彰状及び記念品を贈った。

(3)全国建設業協会長表彰(6月)
職務に精励し、勤務成績が良好な職員10名が全国建設業協会長から表彰された。
 
5.      各種支援策等に関する啓発広報活動
 本協会のホームページ上で、(一財)建設業振興基金の実施する建設業の経営改善に関する情報及び各種講習会等に関するして情報提供を行った。
また、「地域建設業経営強化融資制度」及び中小建設業に対する「下請債権保全支援事業」に関するパンフレット等を配布するなど、建設業者への周知を図った。

(1)安全対策等に関する啓発広報
建設現場における墜落事故、重機事故、交通事故及び飛来落下事故防止について、周知徹底を図ったほか、墜落事故防止等の徹底について「協会だより」に掲載し建設業者に配布し、災害防止意識及び適正な安全対応についての啓発を図った。また、労働災害防止図書等をを会員に配布し労働災害防止の徹底を図った。

(2)建設業の資金調達の円滑化に役立つ各種制度の啓発広報
建設業の資金繰りの改善に役立つ前払金制度、中間前払金制度について会員へ利用促進を図るとともに「地域建設業経営強化融資制度」「下請債権保全支援事業」「ゼロ債金融保証」について会員企業へ周知を図った。
 
 
6.      その他情報提供等
(1)本協会広報誌「協会だより」の配布
(2)全国建設業協会機関紙「全建ジャーナル」の毎月配布など
(3)許可行政庁、発注機関等からの文書等の送達
国土交通省、広島県及び全国建設業協会などから発出された法律、行政施策等に関する文書、参考資料、パンフレット等をその都度迅速に送達し、その周知徹底を図った。

(4)ホームページによる情報公開と情報提供
ホームページ上に本協会の定款、役員名簿、会員名簿、業務と財務に関する情報及び建設企業(団体)行動憲章を公開するとともに、広く一般に以下の情報を提供した。
 
3.収益事業(図書類等販売事業)

 

1.建設関係用紙類等及び手数料徴収業務

 建設関係用紙類等及び手数料徴収業務
建設業に必要な建設業許可申請関係用紙、工事請負契約書等の用紙類、マニフェスト伝票の販売及び広島県から委託を受けた西部建設事務所における手数料徴収業務を行った。
 

2.建設業経理検定試験の実施

 (一財)建設業振興基金から委託された建設業経理検定試験を下記のとおり実施した。
建設業経理検定試験の実施
1級~4級 受験者 468人(3月実施)
1級~2級 受験者 424人(9月実施)
 

3.建設共済保険への加入促進

 建設業及びこれに関連して行う建設業以外の事業に従事する労働者が、業務上または通期途上に災害が被り死亡、重度の身体障害を残した場合、または傷病の状態にある場合に国の労災保険の給付に上乗せして保険金を支払う建設共済保険について会員企業を訪問し加入促進を図った。

 4.建設業総合保障制度への加入促進

 近年、建設業の現場において第三者の身体に障害を与えたり、その財物に損害を与えるなどの賠償事故が多発しており大きな問題となってことを踏まえ、格安な保険料で大きな補償を得ることができる第三者賠償補償と工事補償(土木工事・建築工事)をセットにした建設業総合補償制度を会員企業を対象に加入促進を図った。

5.建設キャリアアップシステム登録支援機関
建設キャリアアップシステム登録支援機関として窓口を協会事務所内に設置し、建設キャリアアップシステムの広報活動、登録推進を図るとともに、会員企業の事業者登録・技能者登録の受付業務を実施した。